略歴
TRIGGER RESEARCH LAB. 代表 株式会社TRIGGER所属(筋膜調整セラピスト)Japan Fascial Manipulation Associationアシスタント
福島県会津若松市出身。子供の頃から「お腹が痛くなるのはなぜ?」「血が出るのはなぜ?」など, からだの不思議に興味があり, 理学療法士を目指す。2002年に理学療法士免許を取得。
尿失禁の研究を専門に行なっており, ドイツで行われた国際リハビリテーション医学会, シンガポールで行われた世界理学療法学術大会にて, 骨盤底筋の機能について発表。
研究論文「腹圧性尿失禁患者に対するインナーユニット機能を用いた新たなトレーニンング方法の開発と介入効果について」にて博士号を取得。
独自の骨盤底筋群体操を開発し, その有効性について科学的に証明した。尿失禁トレーニング「きゅきゅっと体操®」考案者。
研究論文「中高年女性における腹圧性尿失禁とインナーユニット機能との関係性」では, 世界で初めて, 骨盤底筋群の機能から尿失禁のリスクを割り出す基準値を導き出した。
この論文で, 「理学療法学」第9回学術優秀論文賞優秀賞を受賞。当該年, 女性で唯一の受賞となった。
また, 日本人女性ではたった4名しかいない(2019年3月現在), 今, 世界的に最も注目されている筋膜治療「筋膜マニピュレーション®」のスペシャリストとして, イタリア本部から認定を受けている。
エコーを用いて骨盤底筋の状態を目で確認しながら施術をしている中で, 排尿トラブルのケアには, 骨盤底筋体操よりも, 筋膜ケアを最初におこなう方が効果的であることを発見した。
受賞歴
2018年「理学療法学」第9回学術優秀論文賞 優秀賞受賞
受賞論文:中高年女性における腹圧性尿失禁とインナーユニット機能との関係性
理学療法学, 44(5), 348-356, 2017.
研究実績
博士(学位)論文
- 腹圧性尿失禁患者に対するインナーユニット機能を用いた新たなトレーニンング方法の開発と介入効果について
学術論文(筆頭) *一部掲載
- 中高年女性における腹圧性尿失禁とインナーユニット機能との関係性
理学療法学, 44(5), 348-356, 2017. - The Intervention Effects of Different Treatment for Chronic Low Back Pain as Assessed by the Cross-sectional Area of the Multifidus Muscle(慢性腰痛患者に対する異なる治療が多裂筋横断面積に及ぼす効果)Journal of Physical Therapy Science,25(7), 811-813.
- 慢性腰痛症における多裂筋筋硬度の左右差について
理学療法科学,29(1), 101-104 - 超音波画像診断装置を用いた腰部多裂筋横断面積の男女差について
理学療法学, 41(5), 301-305. - Relationship between the phases of the menstrual cycle and the transversus abdominis muscle.(月経周期が腹横筋筋厚に与える影響)J Phys Ther Sci, 27(3), 563-565.
- Reliability of measuring pelvic floor elevation with a diagnostic ultrasonic imaging device.(超音波画像診断装置による骨盤底挙上量の測定信頼性)J Phys Ther Sci, 27(8), 2495-2497.