講座詳細

脊柱側彎症(そくわんしょう)に対するピラティスアプローチ

  • スキルアップ
  • 指導者向け
  • 疾患
  • リハビリ
  • 疾患知識
  • 指導者スキルアップ
  • ピラティス

日時:
2018/8/5(日)10:00-18:00 
講師:
杉山 陽子

脊柱側彎症とは脊柱(背骨)が側方に湾曲する病気の事です。側彎症は種類がありますがその中でも原因不明の特発生側彎症は最も多くの割合をしめます。

 特に思春期に学校検診などで発見される事が多いのですが、痛みなどが伴わない事が多いため経過観察だけで過ごす事が多く、医療機関でのリハビリ対象にもならない事がほとんどです。

 しかし、ピラティスが一般に根付いているアメリカでは「側彎症がピラティスに有効である」と言う事が認知されていて運動指導現場でのアプローチが実践されています。

そして日本でも近年、脊柱側彎症をお持ちの方からのピラティスへの注目は高まっており、側彎症への理解と知識がある指導者の元でピラティスができる環境が求められています。

このワークショップではそんなニーズに応えられる指導者としての理解を深めます。

<講師より>

私、杉山陽子自身、この脊柱側彎症(構築性脊柱側彎)が小学校5年次の学校検診で発覚し、そのまま進行を続け成人に至りました。

 

上記の写真は私自身のレントゲン写真です。

 

以後、改善の為にいろいろな取り組みを行ってきた経緯がありますが、2009年より本格的に、側彎症の為にピラティスを実践したことで、発症以来はじめて明らかな改善が見られました。

そして、私の「生活の質」は飛躍的に向上しました。

この取り組み中、課題の根本的な部分にとても効果があったものが、第一世代のエルダーであるイブ・ジェントリーが作ったプレピラティスでした。

アプローチの最初にプレピラティスのコンセプトを使って、呼吸機能や脊柱等深層部の動きの改善を行うことは、私自身の身体の改善にも、私が担当してきた数多くの側弯症を持つクライアント様達にとっても大きな助けとなっています。

これはきっと、側彎症の為のピラティスにおいて、新たなテクニックを作ってどうこうするという話ではなく、歴史的なピラティスアプローチが側彎症の方に価値があり、お役に立つものだということ再確認して頂くことになると思います。

それを側彎症の状態に合わせてどう提供するかということを、考え方も含めてお伝えいたします。

<概要>
この講座では、まず脊柱側彎症の基礎知識をおさえます。

次に側彎症を持つクライアント様の経験談や実践例をご紹介し、当事者からのニーズへの理解を深めます。

そして実技では、まず側彎症を持つ方へどのように効果的にプレピラティスを提供していくかを、タオルやアーク等のサポートツールの活用の提案を含め、ペアワークを使い実践していきます。

その後、歪みのタイプに合わせた、実際のエクササイズの提供の考え方や実践例を、今回はイクイップメントのエクササイズを使っていくつかご紹介させて頂きます。

<内容>
・脊柱側彎症とは
・脊柱側彎症の分類について
・脊柱側彎症の発見の仕方
 (評価テストやツールの紹介)
・脊柱側彎症を持つ方からのピラティスへのニーズ

 (クライアント様の体験談を踏まえて)
・側彎症を持つ方への運動療法の考え方 

・側弯症を持つ方へのピラティスの実践(実技)

 

<定員24名・最小催行10名>

<対象>ピラティス指導者(資格取得中の方も含む)

 

日程

杉山 陽子

ピラティス指導者 

(MovementPlus Pilates&Fitness / ピラティススタジオkirala 代表)

米国Santa FeにてCoreDynamicsPilates全過程修了

2000年大学卒業後、ピープル(現:株コナミスポーツクラブ)に就職し、あらゆる分野のフィットネス指導に携わる。ストレスフルな社会の中で、日々の生活の中に運動を取り入れることがQOL(生活の質)の向上につながることを実感しプロフェッショナルを目指すべくフリー契約にて独立。

小学5年次に発覚後、進行の一途をたどった「脊柱側彎症」を持っている為、見た目の歪みによるコンプレックスと、偏った筋バランスによる身体の不調を抱えながら運動指導に従事していた。

2003年、店舗にピラティスが導入され、その存在を知る。骨を一つずつ動かすという要素が側彎症の改善に良いのではと考え、自身のトレーニングにピラティスを取り入れる。そこから国際ライセンスを取得し、ピラティス指導者の道へ。

更に学びを深めたいと考えていた時、現在ミシェル・ラーソンの後継者である北佳子と出会い、そのコンセプト・哲学を深く知ることで胸を打たれる。以後、10年以上にわたり師事し続けていると共に、日本において開催される講座ではアシスタントをつとめる。

2015年北佳子オーガナイズのもとアメリカのサンタフェにて、ミシェル・ラーソンをはじめとした、イブ・ジェントリーの哲学を引き継ぐ先生方のセッションを受講する。その後も渡米を重ね、現地にてティーチャートレーニング課程を修了。

自身の持つ側彎症による見た目の歪みや不調は、ピラティスアプローチにより劇的に改善し続けており、ピラティスが側彎症に有効であることを身を以て体感したことで、同じ悩みを持たれている方のお手伝いをすることが自身のミッションだと考える。

現在スタジオには成長期の小学生から大人の方まで、側彎症の方が多く通っており、自身の経験をもとにした指導を展開している。


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